- 教員氏名
- 青木 剛 准教授
- 専門分野
- 臨床心理学、人間性心理学、パーソンセンタード・アプローチ、フォーカシング
人がより健康的にいられることや、人間の心理的成長、変化の過程に必要な要因に関する研究と実践を行っています。悩みや不安などは、決してネガティブなだけのものではなく、むしろ、その人がなりたい自分になろうとするときや、今ない何かを模索するときなどに生じやすく、先に挙げたより健康的な在り方や心理的成長、変化を志向することが含まれていると考え、そうした変化の過程の支援にどんなことが必要かを検討しています。
カウンセリングというともしかすると暗いイメージを持たれるかもしれませんが、上記の研究内容にも記した通り、その人にとってよりよい在り方や心理的成長、建設的変化が見いだされることも多いです。実践ではそうした瞬間に立ち会えることもあります。また、どんな風に人がその人らしくなっていくのかというのは答えがなく千差万別ですので、人の多様な在り方に触れられることは、自分自身の生き方も豊かにしてくれるとも思います。
人がいきいきとしていることに関心がありました。学生時代にボランティアなどで出会う相手は、不登校の子どもだったり、弱さを抱えた人たちでしたが、いきいきとしていられる場面があったり、その人らしい生き方を選択される場面に立ち会うことができました。そうした出会いから、その人らしくあることを特に重視する人間性心理学、パーソンセンタード・アプローチ、フォーカシングを専門としました。