- 教員氏名
- 児玉 龍治 教授
アメリカの臨床心理学者であるカール・ロジャーズの援助関係理論を手がかりにしながら、悩み苦しむ人に対していかにして援助関係を結んでいくのかということを研究しています。また、最近は、悩みのなかでも、「生き死に」に関わる悩みを抱える人に対するアプローチとして、カウンセリングと仏教との接点を求めていきたいと考えています。
臨床心理学はきわめて実践的な学問なので、体験的に学ぶことに面白さがあるように思います。臨床心理学に関わる書物を読み、そこに書かれていることを実践していくなかで、思いがけない発見をしたり、新たに気づいたりすることがあります。机上の空論ではない、臨床心理学の奥深さを日頃から感じさせられています。
選んだという感じがあまりありません。今は自分で選んだというよりも、そうなるようになっていたのかな…という気もしています。もともと大学の学部では違う分野を専攻していました。恩師との出会いのなかで、思い切ってこの分野に飛び込む決心がつきました。そこに至るまで長い回り道があり、その道が私を育ててくれました。