- 教員氏名
- 滋野 正道 講師
- 専門分野
- 政策学、コミュニティデザイン、キャリア教育、課題解決型学習(PBL)
「持続可能な地域づくり」を主眼に「人・地域・組織」のより良い関係性を築くためのプロセスやコミュニケーションについて研究、社会実践を進めています。様々な背景や人生の物語を持った「人」が手を取り合い、共に「地域(コミュニティ)」で生き、更により良く暮らすための「組織(チーム)」をつくって地域づくりを進めている営みや人々の行動・心理的要因に興味・関心を持っています。特に若者が地域に意志を持って参画・行動できるプロセスデザインを実践的に研究しています。
それぞれの人生には物語があり、多様な価値観に触れることで自らの歩み(キャリア)や考え方を省みることができます。また、価値観の違う人たちとのコミュニケーションを通して、新たな発想や気づきが生まれ、より良い方向に地域社会や組織を動かしていこうとする力に火がついたと実感できた時に面白さを感じます。何より「みんなの心がポジティブな方向に動いたぞ!」という瞬間に立ち会える事が面白いところです。
私自身コミュニケーションが苦手だからです。ただ同時に、コミュニケーションを通してポジティブな未来を生み出すことができるとも信じているからです。学生時代から様々な地域を訪れて多くの方々の想いに耳を傾けてきました。当時の私にとってはコミュニケーションを通して職業観や生き方そのものが広がった感覚を持ちました。また、大学4年生の時に直面した東日本大震災が大きなきっかけとなり、「人と地域のつながり」を再考し、さらには「組織(チーム)」のコミュニケーションのあり方にまで関心が広がりました。全ては自分のコミュニケーションへの苦手意識をどのように克服しようかと考え続けた結果、今の専門につながっているのかもしれません。